-ダイモンのブログ-

モバゲー「SONY任天堂に取って代わる」

モバゲー「任天堂とソニーは還暦を過ぎている。これからはソーシャルゲームの時代」

モバゲー(笑)
私はてっきりただの出会い系サイトかと思ってました(爆!!

確かに、見知らぬ人と遊べるソーシャルゲームってのはアリかも知れませんが、今のところケータイじゃただのクリックゲーしか作れないでしょうに。
それでどうやって任天堂に勝つんだかww

これが出るまで待ってくださいwww
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どこのラブプラスwww※攻略にはお金がかかるそうですww

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ただ、このモバゲーに代表される、無料ビジネスってのはなかなか奥が深いんですよ。
無料で使えるgoogle検索なんかは、ワンクリックなんぼの広告費で成り立っているようですが、いくらなんでも広告だけでゲームを提供するのは無理がありますよね。


モバゲーは、基本無料で遊べます。
ただ、ゲームで強くなろうと思うとアイテムを購入する必要が出てきます。
アイテムは、無駄に時間をかけてゲームをやりこめばポイントがもらえ、そのポイントでも購入できますが、現実のお金で購入もでき、そうすれば時間はかかりません。
しかし、このアイテムがやたらと高価で(具体的には、携帯版のリッジレーサーがダウンロードできるくらい。さらに高価なものではリッジーサーの3,4倍するものも)、さらには一定確率で壊れたりするので(ダウンロードゲームはケータイを買い換えるまで遊べます)叩かれてるわけですが、まぁそれはここでは置いときます。


この無料ビジネスですが、まず、一番根底にあるのが、近年の通信技術の飛躍的な向上です。
もともと、デジタルデータは複製が容易なので、低いコストでコンテンツを配信することができまるのですが、それに加えて回線速度やサーバーの性能向上、HDDやメモリ、ICチップの低価格化などのおかげで、さらに低コストでコンテンツを配信することができるようになりました。

そこで産まれたのが「フリーミアム」という考え方です。
Freeという単語とPremiumという単語から作られた造語ですが、多くの無料ユーザと一部の有料ユーザで事業を成立させようというものです。
これは、今までの無料体験版などのいわゆる「試供品」とは全く異なるものです。無料のコンテンツでも十分商品として成り立っているというのです。

有名どころでは、ニコニコ動画なんかがそうですね。
ニコニコ動画は、ほとんどの利用者が無料のエコノミー会員ですが、一部の有料プレミアム会員から得た収益で成り立っています。
一部のプレミアム会員の方々に支えられて、我々の楽しいニコニコライフがあるわけです。
また、携帯で提供されている乗換え検索では、誰でも無料で使えるものの、有料会員になれば乗り換えの際に便利な車両まで教えてくれる、といったようなものもあります。

さらに、この例では、広告によっても収益を得ていますが、さらには一切広告がないにもかかわらず、無料で使用できるコンテンツも登場しています。
skypeです。
会員同士が無料で通話できるこのサービス、完全にフリーミアムのみによって支えられているようです。
固定電話などにも電話をかけられる有料コースなどに登録している一部のユーザからの収益だけで、多くの無料ユーザを支えているというのです。
一般に、フリーミアムでサービスを提供するには全体の10%の有料会員がいれば成り立つと言われています。
もちろんコンテンツの内容や全体のユーザの数によって左右されますが、このskypeは有料会員が全体の10%以下だそうです。


モバゲーで、一般ユーザが無料で遊べるのは、有料でアイテムを購入する人がいるおかげというわけです。
上に書いたように、デジタルデータは一度作成すれば複製が容易=タダなので、そうするとユーザーの数が増えれば増えるほど、価格を安くできるわけです。
もちろんアイテムを値下げしたりはせず、その分が直接利益にるながるわけです。
似たようなビジネススタイルが、DVD/CDのレンタルですね。
5000円のDVDだって、利用者が多ければほとんどタダみたいな料金でレンタルできるわけです。
ぶっちゃけタダで貸し出ししても利益が出る、みたいな話も聞いたことがあります。

ただ、DVDのレンタルと大きく異なっているのが、「無料」という点です。
人間は、「無料」という言葉につられて、時に不利な選択さえしてしまうことがあると、心理学や経済学の分野で明らかになっています。
1円なら買わないようなものでも、無料といわれると一応もらっておこうか、ってなりますよね。その結果家にゴミが増えたり。。

モバゲーでも似た様なことが起こります。
無料だから、といってクソゲーで遊んでる間に、パチンコのように中毒になり、巧みに有料へといざなわれ、気付いたら有料アイテムを買っている、、なんてことになりかねません。
携帯でのコンテンツ購入は、クレジットカードなどが必要なく、4ケタの暗証番号を入力すれば自動的に翌月の携帯料金に加算されて銀行から引き落とされるので、親が携帯の請求書をきちんと見ていなければ、気付かぬうちに子供が勝手にモバゲーでお金を使って遊んでいた、なんてこともありえます。
また、その手軽さがモバゲーの盛況を後押ししているともいえます。

さらに、無料の魔力といいますか、「無料」そのものが広告と化し、口コミとわずかな広告によって膨大な人数の無料ユーザを稼ぐこともできます。
無料ユーザが増えれば、口コミが口コミを呼びさらに無料ユーザが増えます。そこで無料ユーザの一部が巧みに有料ユーザへといざなわれ、その結果利益がガンガン上がる。


このように、奥の深い無料ビジネスですが、最近では更なる進化を遂げているようです。
Googleの番号案内などの無料音声ガイド、利用者の声が実は将来の音声認識技術開発のために利用されているのでは、なんて話があります。
Googleの検索結果もいわゆる「個人を特定できない形として」新たな技術開発に色々と利用されているようですし。
その代表がこの日本語入力ソフト。WindowsIMEに取って代われるのか!? まぁATOKにはまだまだ勝てないでしょうけど。。海外企業に日本語は難しすぎます。
でも、Googleの本気はこんなもんじゃありません。
ストリートビューのついでに個人の無線LANアクセスポイントの場所を記録しているようです。いまだ何に利用しようとしているのかは謎ですが、このような未来への投資としての無料コンテンツも登場しているのですね。


ただ、このネット無料化の嵐、いいことだけではありません。
無料を利用して市場が独占されれば、我々消費者に様々なデメリットが降りかかるかも知れません。
また、従来産業の保護も課題のひとつとなっています。

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Author:Emmett
【生態】
えめっと。
近畿圏に生息、ついにティーンエイジャーを卒業してしまった男。

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そろそろ新しいPC組みたいなー、と思っている今日この頃。

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