Windows8の新機能「リフレッシュ」がなかなか便利だった |
WindowsUpdateのせい?Windows8が起動しなくなったどうもこんにちは。 もう年末ですね。 時間が経つのがはやくて泣きそうです。 さて、私のPCは自作機でOSはWindows8 Pro(with MediaCenter)64bit版なのですが、先日こいつが起動しなくなりまして。 具体的な症状としては… 13/12/11 毎月定例のWindowsUpdateの日でした。 これに気づかず、更新を適用せずにPCをスリープに移行して寝ました。 13/12/12 朝起きたら、PCが起動していて自動修復の画面が出てます。 ![]() 上の画像、ログファイル:F:\Windows\System32\Logfiles\Srt\SrtTrail.txt と出てますが。 このPCに(F:)ドライブはありません… ただ、フォルダ構成がどう見ても(C:)ドライブなので、C:\Windows\System32\Logfiles\Srt\SrtTrail.txt を見てみると、確かにログファイルが出力されてました。 中身を見てみると以下のような感じでした。 (もちろんPCが起動しないので、リフレッシュ後にWindows.oldフォルダから発掘しました) スタートアップ修復の診断および修復ログ --------------------------- 前回正常ブート時刻: 2013/12/11 21:58:05 (GMT) 修復の試行回数: 8 セッションの詳細 --------------------------- システム ディスク = \Device\Harddisk0 Windows ディレクトリ = F:\Windows AutoChk 実行 = 0 根本的な原因の数 = 1 実行されたテスト: --------------------------- 名前: 更新プログラムの確認 結果: 正常に完了しました。エラー コード = 0x0 所要時間 = 0 ミリ秒 実行されたテスト: --------------------------- (中略) 見つかった根本的な原因: --------------------------- スタートアップ修復を複数回行いましたが、エラーの原因を特定できません。 --------------------------- 再起動すると、Windowsロゴは出るものの、しばらく待つと以下のような画面に。 数秒後、勝手にPCが再起動し、今度はまた上記のような自動修復の画面が出るループ状態。。 ![]() >エラー:0xc000021a 幸い、自動修復の画面から詳細オプションで、セーフモードに進むことができます。 ところが、セーフモードで起動しようとするも、同様にWindowsロゴの後「エラー:0xc000021a」の画面に… (低解像度ビデオを有効にする等、ほかの項目も試してみましたが、どれも同じ結果でした) システムの復元(これはXP時代からある機能)を試みようとしましたが、復元ポイントが一つも作成されていない… Windows8では、ファイル履歴をオンにしてないと、コンピュータの復元が有効にならない模様(?) マウス・キーボード以外の全てのUSB周辺機器を外しても、残念ながら起動することはありませんでした。 可能性としては、WindowsUpdateと何らかのドライバが競合したのかな、と思いますが、そうするとセーフモードでも起動しないのはちょっと疑問ですね。 あるいは、HDDの故障かとも思いましたが、物理的に同じHDDにデュアルブートしているXPは、元気に動いてます。 (実は今回、このXP上からデータを救出することで、初期化の被害は最小限で済みました) で結局、Windows8から新たに搭載された「リフレッシュ」の機能を使って、PCを初期化することにしました。 PCのリフレッシュとはWindows8から搭載された新機能のひとつ。 簡単に言うと… 今までメーカー製PCでそれぞれ搭載していたリカバリ・初期化の機能を、Windows標準で搭載した感じ。 具体的には、「PCのリフレッシュ」と「PCを初期状態に戻す」の2つの機能があります。 前者はドキュメントファイルや一部の個人設定、Windowsストアアプリが維持され、後者は全てを削除して完全に初期状態に戻します(クリーンインストール)。 基本的には「PCのリフレッシュ」を利用し、「PCを初期状態に戻す」は、PCを誰かに譲渡したりする際に使う機能ですかね。 Windows8搭載PCであれば、チャーム⇒PC設定の変更⇒全般⇒PCをリフレッシュする から実行できます。 Windows8.1搭載PCであれば、チャーム⇒PC設定の変更⇒保守と管理⇒回復 から実行できます。 ![]() また、セーフモードを起動するのと同じ手順で オプションの選択⇒トラブルシューティング⇒PCのリフレッシュ からも実行可能。 ◆レッツ! Windows 8 - セーフモードを呼び出す四つの方法 ![]() 一切Windowsが起動しなくなった場合は、回復ドライブ(USBメモリにあらかじめ作成しておく必要がある)から起動し、オプションの選択⇒トラブルシューティング⇒PCのリフレッシュ でも実行できます。 なお、リフレッシュ時に使う回復イメージは、コマンドプロンプトのrecimgコマンドから、手動で作成することも可能。 特に自作PCユーザーは、PC購入後ある程度環境を構築したうえで回復イメージを作成しておくと、初期化の手間が非常に少なくなるので、便利に使えそうです。 ◆8.1登場の前にWindows 8の「回復」機能でシステムを保存 これによると、回復イメージには、C:\Windows、Program Files、ProgramData(隠しフォルダ)、ユーザー(ただしDefaultとパブリックのみ)の各フォルダが含まれるみたい。 各ユーザーのAppDataは含まれないようなので、デスクトップアプリの設定等は保持されません。 リフレッシュには1時間もかからないここからは簡単な流れだけ紹介。 詳しい手順は、こちらのサイトとか参考に。 ◆Windows 8によるPCの「リフレッシュ」と「リセット」 (リンク先の記事でいう「リセット」は、「PCを初期状態に戻す」を指しているようです) PCのリフレッシュを実行すると、まずユーザーの選択画面が出て、次にインストールメディアの挿入を求められます。 今回は、USB外付けDVDドライブを利用し、Windows8のディスクを挿入しました。 なお、利用したDVDドライブはこちら。 ◆USB外付けDVDドライブ ASUS「SDRW-08D3S-U」レビュー DVDを挿入すると最後の確認が表示されるので、「リフレッシュ」をクリック。 これをクリックすると、もう後には引けません。 ![]() 途中何度かPCが再起動します。 外付けDVDドライブを利用していたので、ブートデバイスの選択が…とかで失敗しないか心配でしたが、杞憂でした。 全自動的に、何の問題もなくリフレッシュが進みます。 「リフレッシュ」をクリックしてから、10分もしないうちにロック画面が表示されます。 ![]() その後「PCの準備をしています」という表示と、簡単なチュートリアル「マウスカーソルを角に移動します」が表示され… 「リフレッシュ」をクリックしてから、30分後にはデスクトップ画面が表示されました。 ただ、この時点ではバックグラウンドでWindowsストアアプリのインストールを行っているようで、PCの動作はもっさりぎみ。 さらに10分ほど待つと、アプリのインストールが一通り終わったのか、快適にPCが利用できる状態になりました。 この手順を少なくするため、リフレッシュする前には、不要なWindowsストアアプリをアンインストールしておくのが良いかもしれませんね。 (もちろん、今回のようにWindowsが起動しない状態からのリフレッシュでは、どうすることもできませんが…) ここからが「リフレッシュ」の真骨頂。設定が保持されている…!!あとは各種環境設定をして、普段使っているデスクトップアプリをインストールすれば、いつもの環境が戻ってきます。 ここで「リフレッシュ」が優れているのは、完全な初期化(クリーンインストール)と違い、一部の設定を保持してくれること。 SkyDriveに設定を保存しているのか、あるいは単純に設定を記憶したままリフレッシュを行っているのかわかりませんが、とにかく一部の設定は保持されていたのです。 【リフレッシュで保持されていた設定】 ・フォルダオプション (隠しファイルや拡張子の設定) ・エクスプローラーの設定 (クイックアクセスツールバー、ライブラリの設定、初期設定から変更したユーザーフォルダの場所など) ・拡張子ごとの関連付けの設定 (デスクトップアプリはアンインストールされるので、穴あきになるものも多いですが) ・マウスの設定 (ポインターの速さ、ダブルクリックの速さ) ・タスクバーの設定 (管理人は、結合しないように設定してます) ・MicrosoftIMEの設定 (管理人は、無変換キーをIMEオフに変更しているのです) ・InternetExplorerのお気に入りやフィード (ただ、お気に入りの並び順は保持してくれませんでした…) ・スタート画面の並び順 (デスクトップアプリはアンインストールされるので、歯抜け状態になりますが) もちろん、ユーザーアカウントも保持しています。 私は、ユーザーフォルダの名前が日本語になるのが嫌で、わざわざ英語名のローカルアカウントで初期設定を済ませた後、日本語名になっているMicrosoftアカウントでログインする… という手順を、Windows8インストールの際に踏んでいたのですが、今回のリフレッシュでは、ユーザーフォルダ名も保持してくれるので、面倒な手順は何も必要ありませんでした。 【リフレッシュで削除されていた設定】 ・電源オプション (ハイブリッドスリープ無効、高速スタートアップ無効、電源ボタンの動作はスリープ、などの設定) ・デバイスマネージャの設定 (管理人は、マウスでスタンバイ解除を無効に設定しています) ・インターネットオプション (タブの設定、常にデスクトップ版IEで開く、などの設定) ・タスクスケジューラの設定 (管理人は、WindowsUpdate自動更新の時間を変更しています) ・デスクトップアプリ (すべてアンインストールされます) 消えてしまう設定もいくらかあるものの、完全に一から設定し直すよりもずっと楽です。 ホント、思った以上に便利。 初期化後の環境設定って非常に面倒なので、「リフレッシュ」はそれがずいぶん軽減される、画期的な機能だと思いましたね。 デスクトップアプリは使うときにその都度インストールすればOKですが、PCの環境設定は、その都度なんて言ってられない、すべて最初に済ませないとPCを使うことさえままならない感じがするので。。 Windows.oldは、数時間で削除されます!リフレッシュが完了すると、リフレッシュ前の「Program Files」や「C:\Users」フォルダやフォルダが、「C:\Windows.old」というフォルダに移動されます。 リフレッシュ後に、ここから必要なファイルをサルベージしてください、ってことですね。 ところがこの「Windows.old」フォルダ、PCのHDD容量を節約するためか、リフレッシュ後ものの数時間で「C:\Users」以外のフォルダが削除されてしまうのです! 必要なファイルは、リフレッシュ後すぐに別の場所にコピーしておいた方がよさそうです。 なお、「Windows.old」フォルダは、Windows7→Windows8のアップグレードや、Windows8→Windows8.1へのアップデートの際にも作成されます。 参考までに、Windows8→Windows8.1へのアップデートで作成された「Windows.old」フォルダの場合、数日後には唯一残っていた「C:\Users」フォルダも削除され、「Windows.old」フォルダが綺麗さっぱり無くなっていました。 一方、Windows7→Windows8へのアップグレード時は、「Windows.old」フォルダは永遠に残るようなので、この場合手動で削除してやる必要があります。 ただ、エクスプローラから右クリック→削除では一部のファイルが削除できないようなので、ディスククリーンアップを利用してください。 ◆Windows8 アップグレード後にWindows.oldフォルダを削除する方法 次回、Windows8.1にアップデートします![]() Windows8を利用しているユーザーは、Windows8.1へ無料でアップデートできます。 せっかくPCを初期化したので、これを機にWindows8.1へのアップデートも実行しました。 リフレッシュが思ったよりあっけなかったので、勢いに乗ってサクッと終わらせようと思っていたのですが… ところがどっこい、Windows8.1へのアップデートはめっちゃ時間かかって大変やった… ⇒次のページ「Windows8.1にアップデートしてみた&アップデートで発生した問題」 【Windows8.1 関連記事】 ◆Windows8の新機能「リフレッシュ」がなかなか便利だった(この記事) ◆Windows8.1にアップデートしてみた&アップデートで発生した問題 ◆Windows8.1で利用できる、バックアップや回復のための機能 ◆Windows8.1で、3TBのHDDを増設する
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Author:Emmett
【生態】
えめっと。
近畿圏に生息、ついにティーンエイジャーを卒業してしまった男。
【趣味嗜好】
オタク、Keyファン。
主にergクラスタだが、AngelBeats!以来アニメも見る。
そろそろ新しいPC組みたいなー、と思っている今日この頃。
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